太もも痩せには正しい歩き方が効く

歩き方を変えるだけで太もも痩せがかなうって、ご存知でしたか。歩き方によって筋肉の動きが違うため、背中の筋肉や太ももの筋肉を使う歩き方をすれば、特別な運動をしなくても毎日の生活習慣で痩せることができます。

姿勢や筋肉の動きをキープできるように毎日少しずつ努力をすることで、脂肪燃焼能力を高められるでしょう。

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太ももが太くなる原因とは

太ももが太くなってしまう原因のひとつとして、普段からの姿勢がよくないことがあげられています。姿勢がよくないままで歩くと、腰やひざ関節に負担がかかってしまい、足腰によくありません。姿勢がよくないまま歩くと猫背になることや、腰が落ちてお尻の肉が下に垂れ下がり、結果として太ももが太くなってしまうことも多いです。

歩き方によって太ももを太くしてしまっていることが原因のひとつとあげられています。とくにかかとの高い靴をはく経験の多い人の場合は、姿勢が悪い歩き方をしていることが少なくありません。それ以外の原因としてあげられているのは、内股やまたを開いて歩いてしまっていることです。

一部の女性の中には正しい歩き方をしない状態が続くことで普段つかない肉が太ももについたままになっていることも多いといいます。また、運動不足やむくみを放置していること、ももの内側の筋肉を鍛えていないことも原因のひとつです。

定期的な運動をする習慣や、むくみにくい食生活を送ること、毎晩マッサージを行うことで、むくみは解消されるでしょう。


太ももの裏側の筋肉を使うようにする

運動をしても太ももが太いままだと嘆いている人も少なくありませんが、運動するやり方によっては逆効果になる為、注意しましょう。運動をしているのに太ももが太くなるのは、太ももの前側の筋肉を積極的に使う運動をしているからです。

太ももを細く美しくするやり方として、太ももの後ろ側の筋肉を積極的に使うことがあげられています。正しい歩き方として、腰から前に足を踏み出すイメージで歩くことです。腰から下の部分を中心にして歩くことで、脚の裏側の筋肉を積極的に使った歩き方に近づけるでしょう。

とくに腰を前に出す方法をとることで、自然と足が前に出るようになります。ただし脚の動きに注意をして歩くことが、太ももを細く近づけるポイントといえるでしょう。普段どおりに歩いていると、次第にももの裏側の筋肉を使っていないことがはっきりします。

そのため、積極的にももの裏側に意識をおけるような歩き方を心がけてください。

ももの裏側の筋肉に意識を集中する方法として、家の中にいるときにももの間にクッションや座布団を挟んで歩きましょう。決して足元に落とさないように歩くと、太ももの筋肉に意識が集中出来るため、結果としてももの裏側の筋肉を使いやすくなります。

姿勢を正しくすることが一番のポイント

姿勢を正しくすることは太ももを細くする歩き方にとって、最も重要なポイントです。普段から立っている時、座っている時に姿勢を意識することで、筋肉への影響が大きく変わるでしょう。大切なのは、引っ張られているような感じを意識することです。

頭の上に糸があり、引っ張られているような感じで立っていると、背筋が伸びて姿勢よくなります。とくに自分が1本の線になっているような姿勢をキープし続けることが、姿勢のよさを保ち続けるために重要です。かかとや膝頭をそろえ、太ももをくっつけて腰から上を糸で引っ張られるような意識を持って立っていると、姿勢が正しく見えやすいでしょう。

姿勢正しくたっていられるようにキープできるようになってから、歩き方に進んでください。歩き方として上半身の姿勢を上に引き上げるようにして、目線はまっすぐ前、遠くを見るようにしましょう。軽く顎を引いて首の後ろを伸ばしましょう。

胸を開いて歩くようにするため、肩甲骨を寄せて腕を八の字に開いて歩くようなイメージを持ってください。へそ下三寸には効果が高いといわれるつぼが集中しているため、おへその下指2本分のところにある丹田と呼ばれるつぼを前に張り出す形で力を要れ、意識して歩くこと、骨盤を前にせり出すように歩くことがポイントです。

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ひざの裏の筋肉まで意識して歩く

ひざの裏の筋肉まで意識して歩くことで、きれいな姿勢で歩けるようになります。きれいな姿勢で歩けるようになると、太ももを細くするきっかけにつながるでしょう。とくに着地している側の足はまっすぐ伸ばしたままにしましょう。

ひざの裏を曲げていいのは足が地面をけりだすときだけです。ひざを曲げて歩くと太ももの前の部分の筋肉が発達してしまうため、太ももを太く見せてしまう原因となります。結果として運動の効果がないように感じられてしまうため、注意してください。

内ももの筋肉を鍛え、太もものバランスをよくすることが目的なので、太ももの前側の筋肉だけを鍛えすぎてしまわないようにしましょう。前に足を置くときにはかかとと出足を着地させ、親指と人差し指の間を意識して使うことが筋肉を鍛えるコツです。

内側のももを引き締める形で歩くためには、1本のラインの上を歩いているイメージをもつようにしましょう。太ももの内側に意識を集中し、姿勢を崩さないように足を前に振り上げる形で歩くことが太ももを引き締める歩き方のポイントです。


一度に一気にやろうとしてはいけない

今までの生活習慣で凝り固まった筋肉を、一度に変化させようというのは大変厳しいでしょう。厳しいことを実行に移すことで成功につながりますが、3日坊主で飽きてしまう人も少なくありません。大切なのは毎日継続できるように心がけることと、毎日習慣に出来るように少しずつはじめることです。

オフィスで気がついた時に歩き方を変える事や、通勤時に歩き方を変えてみることは、誰にでも出来ます。最初はわずかな距離でかまいませんが、慣れたら少しずつ距離を長くしましょう。距離を長くすることで筋肉を徐々に鍛えられるようになり、姿勢がよくなって太ももが細くなります。

毎日の生活習慣で筋肉を鍛え続けること、ちょっと疲れたと思った分より後10メートルほど先まで歩く習慣をつけることで、より鍛えられるようになるでしょう。特に大切なのは毎日どれくらい短い距離でも、忘れずに実行することです。

距離が短くても歩いた達成感があれば、翌日はもっとやってみようと思えます。鍛える習慣を続けられるよう、工夫をしながら行えば正しい姿勢で歩くことが身につくでしょう。